2009.03.06 Friday
さくら さく
桜を待つこの季節。
毎朝桜の枝を見上げ、蕾の様子を確認しながら
その変化をじっくりたどりたい。
最初の一輪がほころぶ朝を見逃さないように。
去りゆくものが なぜか鮮明に意識されるこの季節。
桜という木がもつ特別な妖気のせいでしょうか。
今年は、桜をテーマにした展示に参加することができました。
布絵の桜の花を ひとつひとつ刺しながら
樹齢数十年の桜の大木は
毎年、一体何輪の花をつけるのだろう…と
考えてみたりして。
すがすがしい花の波とは対照的な
幹や枝の無骨なラインを、
こげ茶の糸で ぐんぐん刺していくのが
結構楽しい作業でした。
2月、運良く枝払いの現場に遭遇して、
色素をたっぷり蓄えた 元気な枝をいただいたので
木綿の布を染めてみました。
うっとりする色。
布絵のあちこちで小さく使っています。
染めの作業中、ちょっと、なんだかあちらの世界を見てしまったかも。
桜の精は確かにいるようです。
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さくら さく[さくらをテーマにした六人展]
2008年3/6(金)〜3/18(水) 12(木)休み
12:00〜19:00 最終日は17:00まで
三鷹 ギャラリー犀
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